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今年のコートはいたってシンプル。ウエスト周りをややふくらまし、60'sを意識した形です。
すとんとしたボックスシルエットに切り替えのパターンで遊び心をプラスしています。
ウエスト位置の切り替え部分には、ポケットをつけました。
たくさん物を入れる実用ポケットというよりも、切符などをちょっと入れるくらいの大きさの「お洒落ポケット」です。
60年代の雑誌でモデルさんが両手をちょこっとポケットに入れるポーズがかわいくて。このコートではそれを再現しました。

衿は、なで肩に見えるショールカラー。前は小さめで、キュッと衿がつまっていて、半襟まで隠れます。
後ろはぐっと大き目の衿で、襟ぐりの綺麗さが自慢です。
袖口は7分丈くらいのところに切り替えが入っています。
前合わせには、ボタンをつけずにシンプルな縦のラインを生かしました。
着物でも、洋服でも合わせられるように、そして長く着られるように。しっかりデザインされつつもシンプルを極めています。
上質な生地の風合いと、縫製パターンの美しさを末永くお楽しみいただけましたら幸いです。

フランス製の上質なカシミアを使ったコートも今年で4年目の企画となりました。
軽さ、温かさ、リッチな手触り、着ていてわくわくするような質の良さ、カシミアを説明するのに言葉は多く必要ありません。
一度触ったら、そして一度着てみたら、もう他のコートを着られなくなってしまいそうな憧れの素材です。
豆千代モダンのコートを毎年あつらえにいらっしゃるリピーターが多いことでもその良さは実証済みです。

今年は、いつものカシミアに加え、アルパカ・ウールも登場しました。
ループ状のくるくるとした毛足が可愛い、こちらもカシミア同様お勧めの上質素材です。

これらの生地を贅沢に使用し、裏地にもかわいいプリント柄がつきました。
普通なら、このクオリティで定価6万円を割ることはないでしょう。
でも、今年の豆千代モダンのコートは常識をくつがえした価格 48000円(税込50400円)での登場です。

同業の方から、「どうしてそんな価格帯でカシミアのコートが製造できるの?」と、よく質問されます。
でもそれは企業秘密・・・、というわけではなく、このコートの製作にかかわっているすべての方の地道な協力の賜物なのです。

生地問屋のおじさんは、毎年上質な生地をどこよりも安く提供してくれます。
パターンをひいてくださる先生(ちなみに、普段はオートクチュールを専門にされている方に贅沢にも頼んでいます)
そして、タイトなスケジュールで小ロットという過酷な条件にもかかわらず、しっかり綺麗に仕上げてくれる縫製さん。
皆さんの協力で、衝撃的な「上質素材・低価格」が実現しました。

巻き毛が可愛い、「プードル」。 新登場の「アルパカ・ウール」です。 ほっこりと暖かいアストラカンのような 印象の黒い生地です。 レトロな可愛らしさがあります。 カシミアの新色「ベージュ」。 衿まで全部同生地のタイプは「パグ」と 名付けました。 上品でやさしい雰囲気が漂います。 定番のカシミア「黒」。王道中の王道です。 一番正統で、どんな着物にも良く似合う 飽きのこないタイプです。 素材のよさがよくわかるのが 黒の特徴。 初めての1枚にもお勧めですし、 定番として必ずおさえておきたい アイテムのひとつです。
「パグ」の衿に、アニマルの毛足の短いファーを つけたのが「パグミックス」です。 まるで30'Sのヨーロッパのヴィンテージコートのような クラシックな印象になりました。
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